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入院について


急性期病院では病気やケガの治療が優先され、リハビリテーション(以下、リハビリ)環境も十分に備わっていないことも多く、在院日数も短いため、リハビリが十分に受けられないことがあります。
そこでリハビリ環境の整った、回復期リハ病棟を有する病院に転院した上で、病気やケガの管理も受けながら、最も機能回復が望まれる回復期にリハビリを行うことが望まれます。
当院では常勤のリハビリテーション専門医が所属し、リハビリ専門職である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士により、全人的なリハビリテーション訓練を提供します。
初期評価に始まり、リハビリ訓練を処方し、多職種によるリハビリカンファレンスにより情報交換や治療方針を決定し、リハビリ訓練の現場で、リハビリ専門医が観察することにより、訓練内容については各療法士と検討を重ね、必要な方には適切な時期に適切な検査を行い、装具を処方します。
残存機能を最大限に生かしつつ、過介助にならないよう、リハビリ訓練場面だけでなく、病棟生活自体が家庭復帰・職場復帰のための訓練の場になるよう取り組みます。
場合によっては療養型病院や老人保健施設等への退院になる場合もありますが、自宅退院される場合は必要に応じ、事前に家屋評価を行い、在宅生活支援について在宅サービス担当者と調整を行います。退院後も医療保険の適応があって期限内であれば、通院によるリハビリ訓練の継続が可能です。または介護保険サービスによるリハビリ訓練に移行します。 当院でのリハビリ入院終了後は一定期間、リハビリ専門医による定期外来診察にて、自宅での生活状況を確認させて頂きます。


■入院のご案内

当院は、回復期リハビリテーション病棟(95床)です。
下記対象疾患のうち、特に脳卒中や頭部外傷の患者様、外科手術又は肺炎等の治療による安静で生じた廃用症候群を有する患者様を主な対象としています。原則、急性期(救急)病院からの紹介となります。また、病状により緊急入院にも対応しています。

 

 

■主な入院対象者

  • 脳血管疾患や脊髄損傷等の発症、または手術後2ヶ月以内、または義肢装着訓練を要する状態
  • 高次脳機能障害を伴った重度脳血管障害、重度頚椎損傷及び頭部外傷を含む多発性外傷の発症、または手術後2ヶ月以内
  • 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、膝関節の骨折、または手術後2ヶ月以内
  • 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、膝関節の神経・筋・靭帯損傷後1ヶ月以内
  • 外科手術または肺炎等の治療時の安静により生じた廃用症候群(長期臥症により下肢筋力低下した状態)を有している、または手術後又は発症後2ヶ月以内詳しくは、医事課、地域連携室にお問い合わせください。

●医事課:  (079)432-7088
●地域連携室:(079)432-7555

 

 

■入院の準備

入院予定日が決まりましたら、電話にて連絡いたします。
「入院申込書」の記載事項に変更がある場合は、すぐにご連絡ください。
入院当日は下記のものをお持ちのうえ、午前11時までに来院し、1階「医事課受付」で所定の手続きを行ってください。


  • 健康保険証、後期高齢者医療被保険者証、医療券(老人医療費受給者証など)
     ※ 健康保険証等の提出がない場合は、費用は自費扱いとさせていただきます。
  • 印鑑
  • 入院誓約書及び連帯保証書
  • 食事療養費減額認定書(該当者のみ)

 

 

■入院から退院までの流れ

入院当初に担当医、担当職員と面談を実施します。担当医から症状等の説明をいたします。
1週間前後で初期カンファレンスを実施し、入院中のリハビリテーションなどを決定し、実施します。また、担当医からリハビリテーション総合実施計画書の説明をします。
退院前に必要に応じて、セラピスト等が自宅訪問を実施し、住宅改修や福祉用具導入のアドバイスをします。そして、退院前には数回試験外泊をしていただきます。
退院後のフォローアップとして、必要に応じて訪問させていただき、お困りのことがありましたらアドバイスをいたします。また、地域連携室を通じて、必要な対応をいたします。

 

 

■病室(個室)

病室(個室)

 

 

■病室(4床室)

病室(4床室)

 

 

■3Fリハビリ室

2Fリハビリ室

 

 

■ご面会について

面会時間は、11時から20時45分です。
面会時は、ナースステーションにて面会カードへの記載をお願いします。
また、食事制限を実施している場合がありますので、食べ物等の持込みに関してはご遠慮していただきますよう、ご協力をお願いします。