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新型コロナウイルスワクチン接種


■新型コロナウイルスワクチン接種

当院で新型コロナワクチンの予防接種が可能です。

 

「接種についてのお知らせ」(厚生労働省のホームページ)

 

新型コロナワクチンの接種は、次のような順番で行われます。

  1. 医療従事者等
  2. 高齢者(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)
  3. 高齢者以外で基礎疾患を有する方や、高齢者施設等で従事されている方
  4. それ以外の方

 

新型コロナワクチン接種の予約は、接種券が届いてからとなります。

加古川市新型コロナワクチン接種コールセンター: 0570-022-160』にお電話で申し込むか、
加古川市新型コロナワクチン接種予約サイト』に
インターネットで申し込むか、いずれかの方法をお選び下さい。

 

 

■当院での接種の流れ

  1. 接種対象者に加古川市から接種券が届きます。
  2. 加古川市のワクチン接種コールセンターまたは『加古川市新型ワクチン接種予約サイト』で予約する。
  3. 接種当日は接種券と本人確認書類(運転免許証や健康保険証等)をご持参下さい。

 

※接種後は15〜30分健康観察を行います。
※2回目の接種日については1回目接種後にご案内します。

 

 

加古川市でのスケジュールや予約方法等は下記にてご確認下さい。

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について(加古川市のホームページ))」

 

<2024年1月22日現在>

 

 

 

インフルエンザワクチン接種


■インフルエンザワクチン接種

 

当院では、インフルエンザ予防接種は、2023年10月より、1回3,850円(税込)、予約不要で実施しております。

 

◆季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い (厚生労働省)

 

 

■成分

インフルエンザワクチンはインフルエンザA型およびB型の合計4種類が混合された不活化ワクチンです。
生後6ヶ月〜3歳未満が0.25mlを2回、3歳以上は0.5mlを接種します。

インフルエンザワクチンの添付文書(厚生労働省)

 

 

 

■効果

 

ワクチンを接種したからといって、100%かからなくなるわけではありません。けれども打たない場合と比べると、感染・発症する可能性を低くおさえることができます。
もしも感染した場合には、脳症や肺炎などの重篤な合併症を引き起こしにくくなります。
妊婦も接種することができます。
生後6ヶ月から受けることができ、日本では13歳未満の小児には2回接種が推奨されており、1回目と2回目の間隔は2〜4週間とされています。

 

 

■接種時期

 

10月から12月末くらいまで実施している医療機関が多いようです。例年、インフルエンザは12月から翌年3月くらいまで流行します。ワクチンを接種しても効果が出るまでに2週間ほどかかるため、当院では流行がはじまる11月中までに受けられることをおすすめしています。効果は5〜6ヶ月ほど持続します。

 

 

■料金(値段・費用)

 

料金は医療機関ごとに自由に設定することができ、当院では1回3,850円(税込)となります。
自治体により異なりますが、65才以上や13才未満の方などには、一部補助で接種している自治体もあります。

 

 

■副作用

 

予防接種の後まれに副反応が起こることがあります。また、予防接種と同時に、ほかの病気がたまたま重なって現れることがあります。
予防接種を受けた後、接種した部位が痛みや熱をもってひどくはれたり、全身のじんましん、繰り返す嘔吐、顔色の悪さ、低血圧、高熱などが現れたら、医師(医療機関)の診療を受けてください。

 

 

 

帯状疱疹ワクチン接種


■帯状疱疹ワクチン接種

 

当院では帯状疱疹ワクチンの接種が可能です。
水痘ワクチン 1回 8,830(税込)、シングリックス 1回22,000(税込)で実施しております。
50 歳以上の方へ水痘にかかったことのある方の帯状疱疹予防としての効果が認められています。50 歳以上の方は接種可能ですので、接種をお勧めします

 

 

■帯状疱疹とは

 

体の片側の一部にピリピリとした痛みが現れ、その部分に水ぶくれを伴う赤い発疹が出現する病気です。水ぼうそう(水痘)に罹ると治った後もそのウイルスが体の中に潜んでいて、免疫力が落ちた時に発症します。日本人成人の90%以上が帯状疱疹になる可能性があり、80 歳までに3人に1人が発症すると言われています。特に50歳代から発症しやすくなります。

帯状疱疹が頭部、顔面に出ると、目や耳の神経が障害され、めまい、耳鳴りなどの合併症、重症化すると視力低下や顔面神経痛など重い後遺症が残ることがあります。また帯状疱疹が治った後も長期に痛みが残ることがあり、帯状疱疹後神経痛(PHN)と言われています。50 歳以上で帯状疱疹になった場合、約2 割がこのPHN になると言われています。年齢に比例して痛みが長引くことが多く、70〜80歳台では30-50%の方に半年以上の神経痛が残ると言われています。 実は帯状疱疹で一番辛いのはこの神経痛が長く続くことです。

 

 

■帯状疱疹の予防(ワクチン)

 

帯状疱疹を予防するワクチンが2種類あり、各々長所と短所があります。また再発も認めますので、1度帯状疱疹になった方も接種対象となります。


@ 水痘ワクチン  1回 8,830(税込)
A シングリックス 1回22,000(税込)

 

水痘ワクチンはいわゆる「水ぼうそうのワクチン」です。
子供に投与されるワクチンと同じものです。以前から帯状疱疹の予防としても使用されてきました

 

シングリックスは、2020年1月に認可された全く新しいワクチンです。帯状疱疹の予防のみに使用されます。極めて予防効果が高いワクチンですが、治療費もとても高いです。

 

これまでは水ぼうそうの予防にも使われている水痘ワクチンを使用していましたが、2020 年1 月 に新しい帯状疱疹ワクチンである「シングリックス」が発売となりました。シングリックスは2 ヶ月間隔 で筋肉内に2 回接種しますが、2 回目の接種が2 ヶ月を超えた場合であっても、遅くとも1 回目から6 ヶ月後までに接種する必要があります。アメリカの論文では帯状疱疹予防効果は接種後3〜11年で予防効果が減弱すると報告されております(Schmader KE, Levin MJ, et al : Clin Infect Dis 54:922-928,2012)ので、ご相談ください。(米国Advisory Committee on Immunization Practices(ACIP)は,弱毒生水痘ワクチンよりもシングリックスを推奨している )

 

シングリックスの帯状疱疹に対する予防効果は、50 歳以上の方で約97%、70 歳以上の方で約90%と報告されており、水痘ワクチンよりも有効性が高いと考えられます。また、水痘ワクチンは生ワクチンのため、他のワクチンを接種する場合は、27 日以上あける必要がありますが、シングリックスは不活化ワクチンのため、6 日以上あければ他のワクチンを接種することができ、免疫抑制を治療を受けている方などでも接種が可能です。シングリックスを注射すると、体の中で強い免疫を作ろうとする仕組みが働くため、多くの方に注射部位の痛みや腫れがあらわれますが、副反応の多くは3 日以内に治まります。

 

シングリックスは2 回の接種が必要で、水痘ワクチンと比較すると接種費用が高額となりますが、50 歳以上のいずれの年齢層でも高い帯状疱疹予防効果が示されており、帯状疱疹後神経痛(PHN) の発症を減らす効果も期待できます。シングリックスは帯状疱疹後神経痛の発生予防効果も88.8%と高い予防効果があります。

 

 

■帯状疱疹ワクチンの接種スケジュールは?

 

従来の帯状疱疹ワクチンの場合

 

生ワクチンなので、1回接種のみになります。

 

他のワクチンとの接種間隔については
不活化ワクチン(インフルエンザワクチン・肺炎球菌ワクチンなど)
接種間隔の制限はありません。

 

◆新型コロナワクチン

新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。新型コロナワクチンとその他のワクチンは、お互い片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。(参照:厚生労働省HP)

 

◆他の生ワクチン(BCG、MR[麻疹・風疹ワクチンなど])
27日あけて接種をお願いいたします。(参照:厚生労働省 ワクチンの接種間隔について)

 

 

「シングリックス®」の場合

 

「シングリックス®」は筋肉注射で2か月後に2回目の接種を行います。遅くとも6か月以内に接種する必要があります。

他のワクチンとの接種間隔については

 

◆不活化ワクチン(インフルエンザワクチン・肺炎球菌ワクチンなど)

接種間隔の制限はありません。

 

◆新型コロナワクチン

新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。新型コロナワクチンとその他のワクチンは、お互い片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。(参照:厚生労働省HP)

 

◆他の生ワクチン(BCG、MR[麻疹・風疹ワクチンなど])
27日あけて接種をお願いいたします。(参照:厚生労働省 ワクチンの接種間隔について)

 

 

HPVワクチン接種


■HPVワクチン接種はじめました。

 

詳しくはこちら

 

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、子宮頸がんを引き起こすウイルスです。
HPVワクチンを接種することで、子宮頸がん罹患率を顕著に下げることができます。

厚生労働省のパンフレット(詳しくはこちら)

 

 

■価格表(1回接種毎の料金、税込価格)

HPVワクチンは、公費で接種可能です。
とくに理由がなければ、予防効果の大きい「シルガード9」をおすすめいたします。

サーバリックス® (2価)
公費:無料
ガーダシル® (4価)
公費:無料
シルガード9® (9価)
公費:無料

 

※自治体が発行する接種券が必要です
接種券は、自治体から対象者に対して順次発送されます。
公費での接種については、自治体のウェブサイト等をご確認ください。

子宮頸がん予防(HPV)ワクチンについて(神戸市ホームページ)

 

 

■ワクチンについて

 

初回接種年齢によって、ワクチン接種回数が異なります。

  • 小学校6年生の学年から、15歳の誕生日の前日まで(15歳未満)まで
    ⇒ 2回接種
  • 16歳以上 ⇒ 3回接種

 

 

■どのワクチンを選んだらいいの?

 

現在、予防効果の高い9価の「シルガード9」が公費で接種できます。
「シルガード9」は、「ガーダシル」よりもHPV感染予防効果が高く、欧米では「シルガード9」の接種が標準になっています。
とくに理由がない場合、「シルガード9」を選択してください。男性は、現在、自費でガーダシルのみ接種できます。

 

 

■対象者

 

小学校6年生〜高校1年生の女子は定期接種の対象になり、公費(無料)で接種できます。
※公費の方は接種券が必要です 定期接種期間を過ぎた方でも、26歳以下の方には、HPVワクチンの接種をお勧めします。
男性は、9歳から接種できます。接種できるワクチンは、ガーダシルのみになります。

 

 

■副反応について

 

ワクチン接種後、注射した部位が痛むことがあります。通常は数日で痛みが治まります。
また、接種後にめまいやふらつき、失神などが起こることがあります。これは、血管迷走神経反射とよばれる現象で、しばらく安静にしていただくことで自然に回復します。
HPVワクチンの副反応については、厚生労働省のパンフレット?(詳しくはこちら)もご確認ください。

安全のため、ワクチン接種後、30分ほど院内でご休憩していただきます。